成人男性に特に多くみられる脱毛症の一種です。 AGAは男性ホルモンに起因して発症する疾患ですが、男性ホルモン以外にも遺伝や生活習慣など、さまざまな要因が関わっていると考えられています。一般的に額の生え際や頭頂部のつむじ周辺から抜け毛が起こるとされており、進行性の脱毛症である為、時間をかけて少しずつ薄毛が進んでいくのが特徴です。 発症した場合は何らかの治療を施さない限り、薄毛が進行し続けてしまうため早い段階で医師の診察を受けることをお勧めします。
フィナステリドは、厚生労働省に承認されたAGA治療薬です。11型5αリダクターゼの働きを阻害すAGAの原因である、ジヒドロテストステロンの産生を抑制するため服用することで、AGAの進行を食い止めることができます。一般的に6か月ほどでAGAの進行抑制を確認できますが継続して服用すると発毛効果を感じる方もいます。AGAの進行度合いや年齢によって効果を実感するまでの期間は異なるため根気よく治療を続けることが大切です。
デュタステリドはフィナステリド同様、厚生労働省に承認されたAGA治療薬であり、フィナステリドが11型5αのリダクターゼのみに働きかけるのに対して、デュタステリドは1型5αリダクターゼ・11型5αリダクターゼの両方の働きを阻害します。また、11型5αリダクターゼを阻害する力はフィナステリドより強力であるとされています。
ミノキシジルには血管を拡張して頭皮の血行を改善する効果があります。血行が改善されると髪の成長に必要な栄養や酸素が届きやすくなり、太くてコシのある毛髪を成長させるサポートをすると考えられています。